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「だから僕は挑戦したかった、チョコレート一本で」~ショコラティエの先駆者~【チョコレートショップ】

チョコレートショップは、福岡市博多区綱場町にある、

博多で愛され続けるチョコレート専門店です。

「九州一お客が集まる洋菓子店」の歴史と成長の秘密を

2代目佐野隆社長に伺います。

 

「初志を貫き専門店へ」

最初に店の売り上げを支えていたのは、昼間の弁当だった。

うちが初めて雑誌に載ったのは、「カレーの美味しいチョコレート屋さん」

「これじゃいかんやろ。やはり専門店じゃないとおかしい」

 

その頃、年商の3000万円のうち、1500万円をカレーと弁当で売り上げていた。

これをなくそうとしたとき、嫁さんと姉さん、家族全員が反対する。

「チョコレート特化全員反対!」

「あんた年商の半分カットしてカレーをなくすなんて生活できんっちゃない!!」

「何をしたいの?」

「ここにチョコレートを置きたい」

 

店の一番奥に8坪くらいのところに喫茶があった。

そこをつぶしてチョコレートを置きたい。

「ダメだ」

「ならデザートをやらせてくれ!」

 

大皿ケーキにクレープシュゼット。

火を点けてボワッとするやつ。当時はホテルでしか食べれなかった。

それを始めて福岡でやったのがうち。

当時九州で誰もやってなかったので、自分で研究してやった。

お客さんがものすごく喜んだ。

おかげさまで、それでお客様がものすごく来た。

日曜日はもともと休みだったが、県外からどんどん来ていただくようになって日曜日は閉めれなくなった。

 

デザートのおかげでお客様がどんどん来られるようになった。

それを2年間続けた。

年商もデザートのおかげで7000万から8000万くらいまで上がった。

(お客様が沢山来られる中で)必然的にチョコレートも売れ始めていた。

 

そこでもう一回嫁たちに言った。「これ(デザート)を止めさせてくれ!」

呆れかえられたけど、

「これはもうやりたい」

デザートはお客さんに喜んで頂く商品だったから2年間続けた。

もうひとつの本当の「喜ばし」、僕らは『チョコレート』なんだ。

 

喫茶を止めて店の一番奥にチョコレートのショーケースを置いて、チョコレートのコーナーを作った。

これが全く今の店の造りと同じ。

まだまだ世の中にチョコレートが浸透していない時代。

高級チョコレートとかトリュフとか言葉もない時代。

自分のおやじが夢を載せた商品。

僕は親が生きている間はその商品を否定してきた。

チョコレート屋に生まれたことをものすごく後悔していた。

「こいつ(チョコ)のおかげでうちは貧乏や。

こいつのせいで母ちゃんは外に働きに行かんといかん。

父ちゃんはチョコレートばっかり作りよる」

でもいま考えると、親父は死にもの狂いやった。

「このチョコレートで何とか俺はやりたいんだ」

家族が出来ても、これを売って商売をやるんだと命を懸けていたんじゃないかな・・・。

でも子供の頃、僕にはそれがわからなかった。

親父は必死で研究、切磋琢磨していたんでしょう。

僕は親が生きている間にそれがわからなくて、

死んで初めてその意志があるから、親の夢を僕はどうしても引き継ぎたかった。

 

だから僕は挑戦したかった、チョコレート一本で。

 

「工夫を重ねて市場開拓」に続く。

 

 

 

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株式会社カウテレビジョン

カウテレビジョンは2004年企業専門の映像制作会社として創業。インターネットTV局という客観的なメディアをもち、企業の主観による情報発信ではなく”客観的な情報発信”をお手伝いすることを主眼に、報道ドキュメンタリーの形式による取材を心がけています。

 

◎インタビュアー:高橋康徳

元テレビ西日本(フジテレビ系)報道記者。911テロ取材をきっかけに独立を決意。
ニュース・ドキュメント番組の制作実績4500本。世界で活躍する日本人経営者をインタビューし、インターネットテレビ局で配信中。


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